第6回:動画生成AI|一番むずかしそうで、一番可能性を感じる分野
こんにちは、かったんです。
今回は、生成AIの中でも「一番気になるけど、一番むずかしそう」と感じやすい
動画生成AIについて書いてみます。
僕自身、YouTube動画や動画教材を作っているので、
生成AIの中で最も関心のある分野がこの動画生成です。
一方で正直な気持ちとしては、
「大事なのはわかるけど、難しそう」
「時間もかかりそうで、手を出しにくい」
という印象もずっと持っていました。
なぜ動画生成AIは難しそうに感じるのか
テキスト生成や画像生成と比べると、
動画には明らかに情報量があります。
- 時間の長さがある
- 動きがある
- 音声や音楽も関わる
- 編集という工程もある
初心者の立場からすると、
- 考えることが多そう
- 作るのに時間がかかりそう
- 失敗したときのダメージが大きそう
そんな理由で、動画生成は後回しになりやすい分野だと思います。
でも、最初から全部をやる必要はありません
ここでまず大事な前提を整理しておきます。
動画生成AIは、
- いきなり長編動画を作る
- いきなりYouTube一本を完成させる
必要はありません。
初心者はまず、
- 数秒
- 数十秒
- ワンシーン
このくらいから始めるのが正解です。
「ブログ原稿をもとに動画を作る」はできるのか?
「自分で書いたブログ原稿をもとに、
それを解説している動画を作れたらいいな」
と思ったことがある人も多いと思います。
結論から言うと、
完全に理想どおりの動画を一発で作るのは、まだ発展途上。
ただし、かなり現実的なところまでは来ています。
今できることを整理すると、こんな流れになります。
- ブログ原稿を要約する
- 要約をナレーション用の台本にする
- 音声AIで読み上げ音声を作る
- シーンごとに動画生成AIで映像を作る
一気に全部をやるのではなく、
分業して組み合わせることで、
動画制作のハードルはかなり下がります。
短いアニメや映画は作れるのか?
「ジブリ風の短いアニメ映画を作ってみたい」
「実写映画のような映像を作りたい」
そんな夢を持つ人も多いと思います。
ここも正直に整理します。
- 数分〜数十分の長編映画を一気に作る → まだ難しい
- 数秒〜十数秒の“それっぽいシーン”を作る → かなり現実的
大切なのは、
短い映像を積み重ねる発想です。
初心者はまず、
- ワンカット
- ワンシーン
- 雰囲気を楽しむ
ここからで十分だと思います。
動画生成AIの代表的なサービス
ここでは、「まず名前を知っておけばOK」というサービスを紹介します。
Sora(OpenAI)
- テキストから動画を生成
- クオリティが非常に高い
- まだ一般利用には制限が多い
未来を感じる存在です。
NanoBanana
- 比較的シンプルに使える
- 短尺動画向き
- 雰囲気づくりが得意
初心者が触りやすいサービスです。
Runway
- 動画編集とAI生成を組み合わせられる
- 既存動画の加工が得意
YouTube制作者との相性が良いです。
Pika
- アニメーション向き
- SNS用の短尺動画と相性が良い
初心者が最初に目指すゴール
動画生成AIで、最初に目指すゴールはこれです。
短い動画を1本、最後まで作ること。
クオリティは問いません。
- 10秒でもいい
- 音声なしでもいい
- 意味がなくてもいい
「作れた」という経験が、
一番大きな壁を越えさせてくれます。
動画生成AIは、これまでの集大成
動画生成AIは、
- テキスト生成
- 画像生成
- 音声生成
- 音楽生成
これらがすべてつながる分野です。
難しく感じるのは、ある意味で当然です。
でも逆に言えば、
ここまで来れば、全部つながる
という分野でもあります。
まとめ
動画生成AIは、
- いきなり完璧を目指さない
- 短く、軽く、試す
- 他の生成AIと組み合わせる
これだけ意識すれば、
「難しそう」という感覚はかなり薄れます。
次回予告
次回は、
第7回:コード生成AI|プログラミングができなくても何ができるのか
について書いていく予定です。
動画生成と同じく、
「難しそう代表」の分野を、一緒にほどいていきましょう。
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