こんにちは、かったんです。
今回は、生成AIの中でも
**「なぜかいつも後回しにされがちな音楽生成AI」**について、
少しだけ深く書いてみます。
テキスト生成、画像生成、動画生成。
このあたりは、
・仕事に直結しそう
・成果が目に見えやすい
・「すごい!」と言われやすい
という理由で、わりと早めに触る人が多いと思います。
一方で音楽生成はというと、
「大事そうなのはわかるけど…」
「今じゃなくていいかな」
「自分は音楽やらないし」
こんなふうに、自然と後回しになりやすい分野です。
実は、僕自身もまさにそうでした。
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■ なぜ音楽生成AIはハードルが高く感じるのか
理由はとてもシンプルだと思っています。
音楽は、
・専門家のもの
・センスが必要なもの
・才能がある人の世界
というイメージが強いからです。
文章や画像なら、
「ちょっと下手でもまぁいいか」
と思えるのに、
音楽だけは、
「変だったら恥ずかしい」
「よく分からないまま使うのが怖い」
そんな心理が働きやすい気がします。
でも、ここで一つ大事な視点があります。
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■ 音楽生成AIは「作曲」ではなく「雰囲気作り」
音楽生成AIを使う目的は、
**ミュージシャンになること**ではありません。
多くの場合、
・動画の後ろで流す
・空気感を整える
・無音を避ける
これだけで十分なんです。
むしろ、
「主張しすぎない音楽」
「邪魔にならない音楽」
こういったものは、
人間が一から作るよりも、AIの方が得意だったりします。
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■ 実は「音楽が苦手な人」ほど向いている
面白いことに、
音楽生成AIは、
・音楽経験がない人
・BGM選びが苦手な人
・フリー音源探しが面倒な人
こういう人ほど助けられます。
なぜなら、
「これでいいのかな?」と悩む部分を
AIが全部引き受けてくれるからです。
ジャンル、雰囲気、テンポ。
細かいことが分からなくても、
「落ち着いた感じで」
「明るめで」
「勉強用に」
それだけで形になります。
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■ 後回しにしてしまう本当の理由
音楽生成AIが後回しになる一番の理由は、
**「なくても今は困っていない」**
これだと思います。
でも実際は、
・音楽があるだけで動画が見やすくなる
・雰囲気が整って、安心感が出る
・「ちゃんとしてる感」が一気に上がる
こういう“地味だけど効く効果”があります。
気づかれにくいけれど、
確実に差がつく部分です。
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■ まずは「使ったことがある」状態を作る
音楽生成AIも、他の生成AIと同じです。
完璧を目指す必要はありません。
・1分でいい
・歌なしでいい
・雰囲気だけでいい
「自分でBGMを作ったことがある」
この経験があるかどうかで、見え方が変わります。
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次回のブログでは、
**音楽生成AIを動画生成へどうつなげていくか**
という話に進みます。
音声・音楽・画像がそろったとき、
生成AIは一気に「表現の道具」になります。
また次回のメルマガでお会いしましょう。
ではでは。

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